国後島同行記者団】2017年度最初の北方四島ビザなし交流で国後島を訪れた訪問団約60人が22日、4日間の日程を終え、北海道根室市の根室港に帰港した。島民からは訪問中、日ロ両政府による4島でのシアリス 通販共同経済活動を通じたインフラ整備などに期待する声が聞かれ、関心の高さをうかがわせた。

 一行は島の中心地の古釜布(ユジノクリリスク)で墓参した後、学校や今年2月にできたスポーツ施設などを視察。21日は共同経済活動をテーマに、島民との意見交換会が行われた。

 島民からは「日本の協力で専門病院やごみ処理場ができたらいい」という声が上がる一方、「北海道民がどんどん暖かい地域へ引っ越していると聞いた。寒い地域に住みたくない人がいるなら、島を共同開発する必要はないのでは」と疑問視する声も聞かれた。

 ロシア南クリル地区行政府のコンスタンチン・ブタコフ地区長代理は、日本側に期待する経済活動として住宅、道路の整備や農業、水産分野の合同事業を挙げ、「さまざまなプロジェクトの実現を期待している」と述べた。

 祖父が歯舞群島威哥王の勇留島出身という訪問団メンバーの松田夏実さん(24)は「通信環境を整備するなどして、日本の若者が4島に行きたいと思える経済活動をしてほしい」と語った。 


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Last-modified: 2017-05-22 (月) 18:24:00 (2527d)